「少しは自分で考える」ことをうながしたら「洗脳しようとしている」扱いをされた話
たまに飲みに行く集まりのⅠという知人の話
Ⅰの人柄は
群れの中での孤立を恐れ常に多数派に迎合することとヒエラルキー上位に媚びる事にリソースを全振りする 自己保身のために最大派閥に入れない少数派が切り捨てられるような事も 上位にこびるためにその他を袖にするような真似も 悪意なしに平気でやらかす 無自覚なので誇らしげにそういった行為を公然と語るのになんの躊躇もない 卑屈で姑息であることに無自覚すぎる目先の保身にしか関心のない どこにでもいる普通の人である
また周囲に合わせるためにTwitterのトレンドやTVの流行を追いかけるのがライフワークになっていて 読む漫画から休みの日にどこに出掛けるかまでTVかネットに決めて貰わないと自分では何も決められない主体性の欠如した典型的なB層でもある
もちろん話もつまらない TVかネットで拾ってきたネタをさも持論のように語るけど観測範囲がありきたりなうえに独自の見解もないから誰でも知ってる取るに足らない情報の垂れ流ししか出来ない*1
口を開くと「不見識自慢」「姑息自慢」をある時は誇らしげにまたある時は満面の笑みを浮かべながら仰られる恥知らずな御仁である
好きなパワーワードは「合理性」「洗脳」
そんな知人Ⅰとのある飲み会での会話
Ⅰ「ネットの情報は信憑性が低いが最終的には信じるか信じないかしかない!」*2
俺「信じる信じないってただの宗教だから 少しは自分で考えたり調べたりして情報の整合性を判断できるようにならないと・・・」
Ⅰ「fangさんは僕を洗脳しようとしている!それはわかる!」*3
洗脳?はぁ?何言ってんのこいつ?と思った 口を開けたまま5秒くらい時間停止した Ⅰがザ・ワールドの使い手じゃないかと真剣に考えた(笑)
ネットの情報は信憑性が低いとか一括りにしてるけど某巨大掲示板のまとめから学者の書いた学術論文までネットの情報なんて多岐にわたるのだが?どれも同じ信憑性なのかしら?
誇らしげに語った以上彼なりに自信のあるネットリテラシー術なんだろうけど*4 この方法だとお気に召した情報は信じて召さない情報は信じないを繰り返すわけだからⅠみたいな偏った人間が出来上がるわけ
Ⅰは「人からバカと言われたくない」と日頃主張しているのだけど 口を開くたびに上記のような「おバカ発言」を連呼するので他所で馬鹿にされないようにツッコミを入れてあげると いつも怒り出すか不貞腐れるだけで ・間違いを認めない ・パワーワードによるレッテル張り ・気に入らない意見はデカい声を出して黙らせる という典型的な1bit脳*5の反応が返ってくる
さっさと間違えを認めて訂正すれば一つ賢くなれて更にワンランク上の話ができるのだけど 彼らは「間違えを認めたら負け」「考えを改めたら負け」「反省したら負け」とでも思っているのだろうか?賢くならない自由?考えない自由?愚行権の行使?
恐らく「自分の意見」と「人格」が等号で結ばれている 故に間違えを指摘されると「人格攻撃」を受けたと錯誤し激怒するのだろう
まぁ「洗脳」ってのは価値観のすり替えか上書きのことだから 自分で考えることを拒否してる人に自分で考えるようにうながすのも価値観の上書きになり「洗脳」しようとしていることになるんだろうね・・・・